163: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 20:58:54
おっさんもさんかするぞ、 

嫁「(俺の名字)さん?ですよね?」 
俺「(嫁のフルネーム)さんですか?」 
嫁「はい、乗って良いですか?」 
俺「ええ、もちろん」 

助手席に座った嫁、タオル地のハンカチで汗をぬぐった。  

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嫁「凄く小さい赤い車っていうからもっと小さいかと思っていました」
俺「ええ?この車(KPスターレット)は小さいですよ」
嫁「だって、ナンバープレートの色が黄色くないじゃないですか」
俺「え?」
嫁「友達に聞いたんですよ、私、車の種類なんか全く知らないから」
俺「ナンバープレートが白くてもこれは小さいと思いますよ」
嫁「え、でも、お父さん、お母さん、子供2人の四人家族なら充分じゃないですか」
俺「…そうですか?」
嫁「…私が身長低いから、そう思うだけかもしれません、、」

20代の気の利いた社会人男性はみんなデートカーを持っていた80年代の事。
取引先の社長に孫娘をドライブに誘うように頼まれた俺は、
電話で指定された駅のロータリーを駐車違反で捕まらないようグルグル回っていた。
車種(車の形)と車体色を伝えていた。世間一般には小さいと言われ馬鹿にされていた車であった。

164: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 21:01:17

共に淡色の日傘とワンピースというフェミニンな感じの女性が手を振っていた。
当時女子大4年の嫁であった、化粧っ気が殆ど無かった。
はっきりいって女子大生と言われてワンレンボディコン、バッチリメイクな感じの女性が
待っていると思っていた俺は時間通りに来ていた嫁を何度もスルーしていたのだった。

嫁「…何回も目が合ったのに、行っちゃうから嫌われたのかなぁって泣きそうだったんです」
俺「嫌うなんて、可愛過ぎるから自分とは関係ないと思っちゃタンです」

チラッとみた嫁は目が泳いでいた。

嫁「…水筒の中はアイスティーなのです、アールグレー、です。」
俺「え?なんですか?」

会話が繋がらないので思わず聞き返した。

嫁「紅茶の種類です、フルーツサンドも作って来ました」
俺「はぁ?」
嫁「…嫌いですか?」
俺「好きですよ?」

後から聞けば嫁は無理をせずに「箱入り娘」で居られる容姿にコンプレックスを持っていたらしい。
若い男の人と話すのが久しぶりで、ただでさえドキドキしてたのに
いきなり可愛いとか言いだした軽い感じの俺を警戒しつつも、嬉しかったらしい。

165: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 21:11:56
四円

166: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 21:14:54
KPナツカシスwwww

167: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 21:15:52
>>165

あ、>>163 ですが、初めての会話はこれでもう終わりです。

169: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 21:31:32
>>166

FRの車が欲しかったので、年式の浅い最終版DXを中古で買ったモノです。
嫁が好きだった(ケチなだけ?)から10年以上乗りました。

170: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 22:11:06
>>165 さん、 続きです。

嫁は悪い意味でシャイだったので、一緒にいて面白くなかった。
会話も弾まなかったが、社長からはいつもGOサインが出ていたので断れず、
ズルズルと月一程度でデートに誘っていた。

会うたびにお菓子とか、お弁当とかを作ってきたのは嫁のアピールだと気付かなかったので、
嫁の方でも断れなくなっていると考え、どう別れを切り出すべきか考えていた。

最初の出あいから半年ほど経った2月に、そのKPの助手席に座った嫁は
今まで音楽など気にしてなかったのに、カセットテープを取り出して
嫁「これ、聞いていいですか?」
俺「…ええ、どうぞ」

それには松田聖子の曲が入ってた、正直いうと音楽でも趣味が合わないと思った。
でもある曲になったら突然嫁が歌い出した、カラオケは恥ずかしいから嫌いといってたのに。

嫁「♪なぜ知り合ってから半年過ぎても貴方って手もにぎらない♪」
その当時微妙に古臭くなっていた、『赤いスイートピー』だった。
俺はその時まで嫁の手を握った事などなかった(仕事に影響するといけないので)。

ああ、と思った。嫁は詰まらない女なのではなく、俺の感性が鈍かったんだと悟った。
横目で嫁を見ると真っ赤な顔をしながら俺の方を見ていた。
嫁「♪なぜ貴方が時計をチラッと見るたび泣きそうな気分になるの♪」
嫁の後ろには相模湾に沈む夕陽。

その日にの内に給料の3ヶ月分の現金が用意できなかったので、
嫁に赤いスイートピーを買おうと思って花屋に行った。
赤いスイートピーなんてないと嫁と店員に笑われた。

代わりに買った黄色いフリージアと白いカスミソウは嫁がドライフラワーにして、
今も嫁の箪笥の奥に仕舞ってある、、、と思う。

FIN

172: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 22:40:17
いい話すぎて背中が痒くなった


背中を掻きながら?C円

173: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 22:40:18
馬鹿な質問だが163と164て別だよね?

175: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/04(日) 23:24:20
なんだろ、いろんな馴れ初めとか萌えた体験談見てきたけど、なんか新しい感じがする

176: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/05(月) 00:00:35
時代は古いけどな

でも続きが気になる。
ここでも↓でも、気が向いた時でいいのでよろしく
【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】 その2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1264064395/

178: 163 2010/07/05(月) 04:59:17
>>173 さん

>>163>>164>>167>>169>>170、は私、=同一人物です。

>>175 さん

「萌え」という感情はその当時なかったのでその場で萌えはしませんでした。
嫁の歌を聞きながら「申し訳ないな」とか「俺は格好がわるいな」とか、
自分の嫁に対する態度と不明さを反省してました。。

>>176 さん

実質この時プロポーズしたんで馴れ初めではないですね。
端折った処を書けば↓

『赤いスイートピー』の後は嫁は全く歌わず、話もしなかった。
俺も何を言うべきか窮していたから会話は、
嫁が歌い出した葉山の御用邸あたりから
食事をした腰越海岸近くのレストランまで
俺「夕食はご一緒できますか?」
嫁「ええ、家人にもそのつもりで話して来ました」だけ。
ただ何度も嫁に視線を合わせた、そのたびに嫁は赤い顔で俯いた。

メニューはいつも嫁が自分で選ばなかったので俺が適当に決めた。
「○○でいいですね?」「…ハイ」だけ。

食事がはこばれる前に実質のプロポーズをした。
「私は結婚を前提で嫁子さんと付き合ってますが、それでいいですよね?」
「…ハイ」
料理に嫁は箸をちょっと付けただけで殆んど食べずにずっと俯いたままだった。

会話もなく嫁を送る段になって車の中で、
「花屋さんご存知ですか?」「え?」
「婚約指輪とかはちゃんと後で買いますから、今日は花束で許して下さい」

嫁の知り合いの花屋で店員さん相手に急に饒舌になった嫁に、
俺「赤いスイートピーで良いですよね?」
嫁「…スイートピーの赤いのはありませんよ?」
俺「え、そうなんですか?」
嫁「そうなんです、お花の事は何でも聞いて下さい」
嫁はクスクス笑っていた、多分初めて見た嫁の笑顔だった。


179: 163 2010/07/05(月) 05:14:11
淡々と結婚まで進んだんで、後残っているネタは、
嫁の卒業記念に西伊豆へドライブ旅行にいったくらいですかね。

その時に初めて手を繋いで、キスをしました。
同じ部屋に泊まったんですが、最後までは行きませんでした(笑)。

まとめたらどっかに投下します。必要なら誘導宜しく。

182: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/05(月) 20:13:25
いいなぁ
もう>>163の嫁さんみたいな女なんてもう絶滅危惧種だよなぁ

565: KP 2010/07/05(月) 22:31:34
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/tomorrow/1275993803/163n-
から来ました、

まず嫁が俺に付いて行きたくなった理由を書きます。
この話も車からみです。

嫁が言うには2回目のデート、初めての場所にドライブしたので
俺は嫁に地図を見てくれと頼んだんだ。
が、ドライブデート慣れしてない嫁が道を間違って教えたので迷ってしまい
(嫁はひたすら謝っていたが、別に気にしてなかった)
結果として嫁の門限であった9時に家に着けなかった。
で、嫁の親に遅くまで連れまわした事を謝罪したんだ。

その次のデートで嫁が猛烈に謝ってきたので、
時速60キロで10分走ると10キロ進むとか、トリップメータの使い方とか、
方位磁石の見方とか、ナビゲーションに必要な知識を教えたんだ。
ラリー競技にはナビの出来が大きくモノをいうと説明しながら。

そしたら必死になって覚えたんだ、箱根に紅葉を見にいったのに
地図ばかり見てたので山道で酔ってしまう位、必死に。
(デートに来たのに全然楽しまないので、俺としてはムカッと来てた)
その甲斐あってかもともと頭は悪くない嫁はかなり使えるナビになった。

で、正月にあった時に
嫁「もう直ぐ社会人なのに私はなんの才能もないし、そのための努力もしなかったんです」
って落ち込んでたので、ちょっと嫌味が言いたくなって
俺「嫁さんはナビの腕が見違えるほど上がりましたよ、保障します」
とからかったんだ。


これらのエピソードを嫁サイドから見れば、
自分が失敗したのに怒りもせず代わりに親に謝ってくれた、
優しく地図の見方を教えてくれた、嫁の努力を認めてくれた。
嫁「この人となら内気で鈍臭い自分でも上手くやれるんじゃないかな?」
嫁「多分、この人が自分の運命の人だ」
とジンわりと心の中に俺の締める割合が増えていったそうだ。

それなのに当時、何時別れようかと画策してた俺が
「社会人になったら今より会えなくなるし、嫁さんにもきっと素敵な彼氏が出来ますよ」
とか嫁の気も知らないでいうから、、捨身の『赤いスイートピー」作戦をしたらしい。
嫁は、今もだが、クラシックが好きだったんだ、松田聖子ではなく(笑)。

579: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/09(金) 01:30:36
>>565

イージー・ライト、バッド・レフト、アブソリュート・ライトッ!!!

567: KP 2010/07/05(月) 22:43:11
あえて言うがおじさんの若い頃は、カーナビなんてなかったんだよ!

助手席に乗った女の人は文字通り助手をする人と完全にお姫様になる人がいて、
嫁は能力はなかったが一生懸命、助手をするタイプだった。
(今でもバックで駐車する時は降りて誘導するんだよ)

世の中便利になると、価値のある人間が誰だか分からなくなる。
そう思うと今の若い男性は不幸だな。

続きは明日投下します。

568: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/05(月) 22:48:58
な、なんだってー

569: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/05(月) 22:51:03
バックでするときに誘導してくれるのか…アレ?

573: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/06(火) 01:35:57
バックでするときに誘導をするのか…
イイ嫁じゃないかよ(`・ω・´)

574: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/06(火) 01:46:52
バックオーライ!



すまん、言いたかったんだ。

580: 名無しさん@お腹いっぱい。 2010/07/09(金) 07:00:23
ベッドの上でもナビゲートされてるんですねw

引用元: 結婚に至った過程を思い出して語るスレ 2

 

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